つれづれ

『屋上野球』再スタートのいろいろ

久しぶりに『屋上野球』についてのお知らせです。

2014年7月にVol.2を出してから早2年半。
「号外」として16ページの冊子を作りました。
わたしが主催者のひとりである「東京野球ブックフェア」というイベントに合わせて制作し、このたび通販も開始します。
号外といっても内容はしっかり読んでいただけるものです!
巻頭は、『に・褒められたくて』の著者でもあるながさわたかひろさんの最新インタビュー。
その他、「Vol.3を出します!」と宣言と特集のお知らせをして、ミニ特集としてえのきどいちろうさんにエッセイを、ばばかよさんに漫画を書いていただいています。

通販はコチラから。
屋上野球 号外 | 編集室屋上書店
定価200円、送料込みで300円としました。銀行振込だと手数料がかかってしまってなんだかな、という感じですがクレジット決済も可能です。

なんだか濁してきたような気もしますが、この休みは簡単にいうと産休・育休でした。
Vol.2刊行時が妊娠7ヶ月。その後出産を経て、単行本の刊行はなんとか続けてきたので「なんで『屋上野球』はやらないの?」という声をいただいたこともあったのですが、単行本の編集(及び営業)と雑誌形式をとる『屋上野球』とは制作の状況も違っていて、今の状況ではとてもできませんでした。打合せの回数も多く、基本的に相手の都合に合わせる取材も入ってくる。わたしは子どもを保育園に預けずに、週に数回の一時保育と子どもが寝ている時間に仕事するという強行突破をしてきたので、雑誌の制作には生活スタイルが追いつきませんでした。「だからできなかった」っていうよりは、それもある程度わかっていたうえでこの生活を選んだので、待っていただいた方や不定期とはいえ連載をお願いしていたみなさんには申し訳ないことなのですが。

で、なぜこのタイミングで「Vol.3つくります!」と宣言しているかといえば、子どもの保育園入園が決まったからです。(第四希望だけど!車で15分かかるけど!)

……今、このことをちまちま書いていたら、待機児童問題のことへの愚痴がものすごく長くなってしまい、でもあらゆる人に「配慮」する文章は書けず、情けないので消しました。

待機児童問題。厳しいです。わたしは娘2歳児のタイミングで入園が決まって、これは幸運な部類といえます。この状況で、「保育園落ちた」という方にも何の違和感もない言葉は紡げないと思います。と、こんなことを考えないといけない。つまり、「同じ年代の子どもを持つ親」を分断させる問題が、待機児童問題でもあります。このこともまた、厳しいです。

話がそれてしまいましたが、こんな状況なのでこんなに間が空いてしまったよ、という言い訳なのでした。この2年半の間、思いつく企画はメモすることしかできず、新しい雑誌が現れると嫉妬をし、という日々でしたが、そのぶん溜め込んだいろいろを『屋上野球』Vol.3に詰め込みたいと思います。

まずは『屋上野球』号外、ぜひ読んでいただきたいです。
通販はこちらの屋上公式通販のみ、Amazonなどの取扱はありません。
一部を除いて書店さんに卸すこともないと思います。
屋上野球 号外 | 編集室屋上書店
ぜひぜひ。この売上が、Vol.3制作の後押しになります。笑

そんなわけなので、これからはブログもいっぱい更新していこーっと思います!!

2017-03-29 | カテゴリー つれづれ, 屋上日記

 

2017年 遅ればせながらご挨拶

新年のご挨拶をするような時期でもなくなってしまいました。
いつまで経ってもこんなふうに、遅くなりましたが……というご挨拶をしてばかりのわたしですが
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

早速ですが、1月16日搬入で新刊を出します。
タイトルは「沖縄、シマで音楽映画 『島々清しゃ』ができるまで」。
1月21日に公開になる、映画「島々清しゃ」。
映画の詳細は公式サイトでご確認いただきたいのですが、その映画の企画者であり、音楽監督であり、さらには脚本家でもある磯田健一郎さんによる、映画の「始めから終わりまで」を書いた、書き下ろし作品です。

詳細はこちらからご確認ください。明日には見本が!できあがります! ワーイ!

▼▽▼

さて、ここで振り返っておかないといつ振り返る、ということになりそうなので、ちょっとだけ2016年を。

編集室屋上として、再スタートを切った年でした。
4月には、ずっと念願だったながさわたかひろさんの『に・褒められたくて』を刊行。
過去の作品を集めた本ではありますが、文章はほとんど書き下ろし。
ながさわさんには過去のことを振り返るという大変な作業もしていただくことになり、精神的にかなり追い詰めたと思います……すみません。
でもながさわさんの作品の素晴らしさ、パワーと、それを最大限に引き出してくれたデザイナーの佐藤亜沙美さんのおかげで、渾身の一冊になりました。ほかの本もそうだけど、なんだか改めて「自分で本をつくって必死で売っていくのだ」ということ、再確認したような気がします。

さらに7月には、壺井栄没後50周年記念出版として『二人の手紙 壺井繁治・壺井栄 獄中往復書簡集 昭和五年-昭和九年』を刊行しました。平野公子さんが小豆島に行かれたことでつながったご縁で、意外と思われるかなとも思ったのですが、でも作っていてとても楽しい本でした。当時の二人は30代、今のわたしと同世代といっていい夫婦の手紙は時に厳しい言葉もありながら、あくまでも日常で(といっても夫は獄中なわけだけど)、かわいらしく、この二人のことをこんな風に感じることがあるとは思いもしませんでした。
公子さんから壺井繁治の話を聞いたときに、小熊秀雄の話が出てきて、大学生のときに「池袋モンパルナス」の展示を見に行って小熊秀雄の言葉にたいへん撃ち抜かれたこと、などを思い出しました。思い出しただけですが、そういう小さな衝撃や感動、その積み重ねがいまわたしにこの仕事をさせてくれているような気がします。

そして、「沖縄、シマで音楽映画」。
これから刊行なので、昨年つくったというわけではないのですが、12月には校了していたので、感覚的には昨年つくった一冊に。
この本のことは、また改めてゆっくりと。

というわけで、編集室屋上史上はじめて、年間三冊の本を制作しました。

▼▽▼

正直なことをいえば、今まで生きてきて一番シンドイ一年でした。
子どもの保育園は決まらず、日中は子どもと過ごし、夜や土日、たまに入れる一時保育を使って仕事をする日々。これは本当にダメでダメで、仕事を一緒にしてくれる人に迷惑をかける、こどもにつらくあたりがちになる、不満のないはずの夫にもあたる、体はボロボロ、という、ほんとうに、ひどい日々で。本をつくれたことはどれも誇りだけれど、同時にたくさんの人に迷惑をかけてしまったことは本当に申し訳なく思います。

保育園が決まらない、というけれど、たとえば0歳児から入れるとか、入りやすい自治体に入りやすいタイミングで引っ越すとか、もっと努力できないのか、といわれれば、それまでで、ほかに優先したことがあるというのだからわたしが悪いのかもしれません。でも、「だから保育園に入れない」っていう世の中はやっぱりおかしいし、このおかしいと思う気持ちは喉元過ぎて忘れるのではなく、何か、小さいことでも考え続けることは必要だなと思っています。わがままなのかもしれないけど、子どもと生活するということ、そのなかで仕事をするということについても、もっと選択肢があっていい、あるべきなのだと思います。愚痴ではなく、これからも考え続けるという意思表示として。

こういう日々を通じて、自分に体力がないことも痛感したし、無理はここまで。12月には、胃腸炎もやり、1ヶ月以上風邪が治らなかったり、一年分のあれこれがずーんと体に襲ってきました。もうそのやり方、やめんさい、というお知らせかと思います。もちろん、本はつくりたいし、やりたいことはたくさん、新刊も出してこれから頑張りどきなので、いろいろ方法を考えながら現実を見つつ、がんばっていきたいと思います。

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最後に一つ、昨年いつだったか「月に吠える通信」さんのインタビューを受けました。
自分で話すことって全然面白いと思えないし、「うわーこんなこと言ってるダセー」「言葉がへたで伝わってねー」とかばっかり思って校正もらうと赤字ガンガン入れてしまうし、(そして何より自分の写真が出てると落ち込む 笑)あまりお知らせしていなかったのですが、ふと読み返してみたら、意外と、いままで人に言わなかったようなことを言っていると思いました。出版業界のこととか、本の役割のこととか、ひどい答えをしているんですけれど、でもこれがこのときのわたしの本音です。きっとそのうち変わるだろうけど。
【ひとり出版社Vol.4】よりふさわしいカタチで、表現が届けられる時代になる 『編集室屋上』林さやかさん
(タイトルかっこいいな)

ではみなさま、こんなわたしと編集室屋上ですが、2017年もどうぞよろしくお願いいたします。エイエイオー

林さやか

2017-01-11 | カテゴリー つれづれ, 屋上日記

 

祖父江慎+コズフィッシュ展 で 自分の仕事を思い直す

ギリギリのすべりこみで! 日比谷図書文化館で開催中の「祖父江慎とコズフィッシュ展 ブックデザイ」に行ってきました!


三角ーーー!
いや、しかし、野音には何っっ回も行ったし、野音の裏口使ったことも何回もあるというのに、ここにこんな建物あるってまったく見えていませんでしたね。

子連れでしか動けない日々、展示の類は1歳児には退屈で、ギャースギャースとなってしまうのでこちらも出かけるのに勇気がいります。でも、もしかしたらうまいこと寝てくれたりするかも……行かなきゃ見られないわけだし、ダメ元で行ってみるか!ということで。向かう道中でウトウトする娘を必死で起こし、限界ギリギリまで眠くさせて挑みました! 大成功!(つくづく勝手な親です、たまにはね)


初日には間に合わなかったらしい冊子もギリギリに行ったことで無事もらえました。

展示は、説明を極力排除したつくりで、事前情報としては「これまでに装丁を手がけた2,000冊を展示!」というのが売りのように見えたけど、実際に見てみると、校正紙だったり仕様の指定書だったり、制作の裏側がメインなんじゃないかと思いました。
細かい内容については、ちょっと、まとめている時間がないので全体の感想を!

「どこまでやるか」っていう問題は、いつも自分のまわりにふわふわと浮いている気がします。
時間がないとか、予算がないとか、「そこまで、やる?」みたいな気持ちもあるかもしれない。
でも、祖父江さん(とコズフィッシュのみなさん)の仕事は、
そのリミッターみたいなものがない、というか、あるんだろうけど、一般のそれと違っていて、
細部へのこだわりのすごさが、確実に本のちからになっているんだと思います。
本のためにまだまだできることがある、
まだまだ、こだわれる。

展示を見ていた、おそらく出版関係者ではない方が「本をつくる仕事って、楽しそうだねえ」と言っているのが聞こえました。
そうなんだよー、楽しいんだよ!
そして今回の展示を見て、もっともっともっと楽しくなるんだよ!というのを、まざまざ見せつけられた感じです。

細かい感想もすこし。
わたしが最も見てよかった……と思ったのは『ユージニア』の本文レイアウトのフォーマット。かな文字ひとつも、既存書体の中で気になったら変更したり、大きさを変えたり、読点ひとつの調整もすごい。もちろん、読んだ人が「デザインで何をしているか」わかる必要はなくて、でもその意味すること、印象は、伝わるのだと思う。そして、手描きのコメント一つひとつから見える「楽しそう!」な感じ。楽しいなんて言ってられないくらい忙しいはずだけど、「楽しくてたまらない!」とでも言うようなコメントがたくさんあり、自分の本作りに向き合う姿勢そのものを鑑みてハッとしました。うっかり「大変!」「お仕事!」みたいに思ってしまうことがあるけど、それってもったいないこと。

またもとっちらかってしまいましたが、
自分が本を作る仕事をしているということがとてもうれしく思えるような展示でした。

前後編にわかれていて、前編は14日まで!!

2016-02-13 | カテゴリー つれづれ, 屋上日記

 

締めるべきことも、特になく

前回更新したときに、年内もう一度は更新を!と書いてしまったけれど、
振り返りとかがあまり得意ではないこともあって、書くことはなかった。

じゃなくて、今年は、振り返れるようなことがなかったんだなー……。
自分なりに駆け抜けてはきたけれど、形に残せなかったのかな。

現在、来年春(3月か、4月)刊行予定の本を一冊編集中。
なかなか難儀していて、当初1月とお伝えしていたものが延びていますが
これは、編集室屋上として重要な出版になると思っています。
そして6月刊行になるかもしれないものが急に進み始め、
長く少しずつ準備しているものがもうひとつ。
去年の年末に「来年は屋上野球を出したい」と言っていたけれどそれもかなわず
来年こそは、なんとかしたいけれど、どうなるかなあ……
いろいろ書いて、「出す出す詐欺」にならないようにしないと!ハイ!

まずはそんな諸々をいったんご報告できるような冊子だけは
早めにつくりたいところ。

そうそう、ひとつ、那須早苗さんによる「屋上あみもの教室」を一年続けられたことはうれしいことでした。来年は1月19日からスタート。何かをつくっている時間は満たされます。

  
娘のチョッキもようやくできたしね。

年末年始は都築響一さんの『圏外編集者』を読んで自分に叱咤激励します。

みなさま、よいお年をお迎えください!

2015-12-30 | カテゴリー つれづれ, 屋上日記

 

本屋のニカさん

気づいたらもう1ヵ月も経っていた。
こういうことは瞬発力でドーンと書き残さないといけないな。

 
さかのぼれば、一番最初に「北書店で二階堂さんのライブやることになったから。林さん来るでしょ?」という電話がかかってきたのは去年の春だった。わたしは初めての妊娠で、安静指示が解けたばかりだったし、新潟に行くのはちょっと迷いがあったけれど、ええい、と新幹線に乗った。

そのときのニカさんのライブはすばらしいものだった。歌を聞きながらおなかでぐりぐりと動いていた子は1歳目前になった。
今日は、今年のライブのことを書かなきゃいけないからその話は置いておくのだけど、でも去年のあの日があったから、今年「また二階堂さんのライブやることになった」と連絡をもらったとき、乳飲み子連れて、どうやって行くべきかと一瞬悩んだものの、行かないという選択肢は、すでにないのだった。

今年は夫に運転を頼んで車で。4時間半くらいだったか、案外あっというま(運転もしてないのによくいう)。
早めに着いて、ニカさん一行や北書店の佐藤さんたちと再会。お店の前でうろうろしていると、設営中の店内を覗いたひとが何度も「今日は何があるんですか?」「おやすみですか?」と聞いてきた。彼らにとっては、散歩中や学校帰りに本屋さんによる普通の日。オープン前にお店の前にずらりと並んだお客さんにとっては、広島から来た歌手を迎える特別な日。

去年は、「女はつらいよ」から始まったんだったな。ニカさんが急にフルートを吹いて出てきたからちょっとおかしかった。そんなことを思い出しつつ待っていると、今年の1曲めは「萌芽恋唄」。お店に集まった80人近くのひとが、歌が始まるとぐぐぐと引き寄せられるのがわかる。

どこか、友達の家でしゃべっているようなゆったりとリラックスしたニカさん、と、(おそらく)たくさん来ていた初めて見るお客さんをぐいぐいと自分の世界に連れて行くニカさんがいっぺんに見られる。話しながらふらっと歌い始めたり、踊りだしたりもする。広島の話をしたり、新潟のことをお客さんに聞いたり。
その雰囲気のおかげもあってか、カバーもたくさん飛び出した。ニカさんなりの新潟をイメージした曲はなんと「ロマンスの神様」(スキー場のイメージらしい)。「ジャズっぽいアレンジ」を目指したというけどほとんど演歌だったよ。長渕剛の「good-bye青春」は気に入ったフレーズを「ココかっこいいからもっかい歌おう」と2回歌う。おちゃらけてるようだけど、でもその歌声がまた曲に合っていて、カッコ良かった(加藤登紀子みたいだった!)。
そんな、ポンポンと繰り出される歌の一つひとつから、きっとみんなにとってすごく身近なひとに感じられたことだろうと思う。
そして身近に感じたひとが、ふっと表情をかえて「一本の鉛筆」や「にじみ」といった、さらりと聞き流せない歌を歌うのを見て、また不思議な気持ちになったのだと思う。

   

ニカさんの曲のなかではすこし古い曲である「脈拍」は、北書店店主・佐藤さんからのリクエスト曲だった。最近のニカさんのライブではあまり見られない、外に魅せるのではなく内側に入り込むような歌い方で、ともすればそれは「マニア」や「大ファン」ではないお客さんを置いていきがちになるものだと思うけれど、この日、その曲があまりにしっくり来たのはきっとここが書店だからだ。本を買って読むというごくごく個人的なことのための場所が、「脈拍」を歌うニカさんの姿にぴたりと合っていた。これも、やはりニカさんの歌手としてのひとつの姿なのだと、本に囲まれて目を閉じてギターを弾きながら歌うニカさんを見て思った。北書店でのニカさんのライブは、早くも特別なものになった。

2015-10-27 | カテゴリー つれづれ, 屋上日記

 

最近の仕事と育児

娘が産まれて10ヶ月になりました。
ここでもぼちぼち書いているとおり、少しずつ仕事を始めていますが、まだ「復帰しました!」とはとうてい言えない状況。
仕事、といっても、編集室屋上としての業務だけではなく(それでは生活できないし…泣!)、普段はフリーの編集&たまにライターという形で仕事をいただいています。

とりあえず、今のところ娘は保育園に入れていません。
認可保育園の一時保育にたまにお願いしていますが、普段は家で二人でゲラゲラ笑いながら過ごしています。
おおげさにいえば、これは、フリーランスで働きながら家で子育てをする、というのがどこまで可能なのかというわたしの挑戦でもあります。まあ、子どもを産み育てるだけで挑戦なわけですけど、せっかくフリーで、自分で働き方を調節できるのだから、まずは「家でみる」「保育園に入れない」、そのうえでどこまでできるか、やってみよ、と思ってます。

同じくフリーで働く友人から、どうですか、出産して。仕事、どうですか。っていう質問たくさん受けます。ということは、わたしの挑戦も書き記しておけばすこしは役に立てることもあるかもしれないと、思ったのです。

というわけで、とりあえず、10ヵ月現在のメモ。

***

仕事をするのは基本、娘が寝たあとと、一時保育に預けた日、夫が休みの日。(でも夫が休みの日はできるだけわたしも休んだり出かけたりしたいので、あまり仕事してません)
ほぼ毎日夜20時くらいに寝るので、そのあと食事をして21時頃から仕事ができれば上出来。これを書いている今日はなぜか全然寝てくれなくて、やっと寝たのが22時……。
家で仕事をしているということは何時までやってもいいわけですが、まだ夜間授乳があるのと、娘が6時半、早いと5時半には起きるので、あんまり遅くまでは体力的にもたないというのが現状です。それに産後の不調から未だに抜け出せない(ので先日から鍼に通い始めました)。

仕事内容は、まずフリー仕事として産休前からやっていたWEBマガジンの編集が一本。
これのための編集会議が月に1回。
それから最小限の打合せでできるテープ起こしや原稿整理といった仕事。これがいまとても助かってます。
そして、屋上の仕事。
来年1月の新刊刊行に向けて、ゆっくり一冊、少しずつ作っているところ。
それから屋上の既刊本の発送や精算などの日々の業務。
今やっているのはこんなところです。これにイレギュラーな仕事がプラスアルファという感じ。

保育園に預けるのは大体週1回に落ち着いてきた。
わたしの家の近所は子育て世帯が少ないので、いわゆる待機児童もそれほど多くない、でもそのぶん保育園は最寄り駅に一つで小規模なので、入れやすいという状況ではないようす。
ただ、一時保育はそれほど詰まっていないので、今のところは希望通りにお願いできている。
が!8月に入って急にいっぱいに!
例年この時期に、というわけではないようなので、偶然が重なったみたいですが…。でもどちらにしても、4月~6月くらいが空きが多いのだそうです、むしろそっちが例外とのこと。
でも他の地域に住む友人たちに聞いたところでは、一時保育に入れるのも、申込開始日に毎月早朝から並ぶとか、チケットぴあ並に電話をかけまくるとかいう話もあったので、申込日にFAXぺろっとおくればまあまあなんとかなる、という町の状況はありがたいことだと思います。これも、産んでみるまでぜんぜん知りませんでした。
ただ、翌月の予約の可否が20日頃までわからないというのは、予定を立てる上ではかなり厳しいです。今も、来月の予定をヒヤヒヤしながら待っているところ。

預ける内訳(?)は月1回の前述のWEBマガジンの編集会議と、ほかは滞った仕事を片付ける日。
もしくは、これから進めたい本の仕込みをする日。
夜だけでははみ出た仕事を一気にする日。
……たまに、寝不足を解消する日。
その編集会議以外の打合せは、ご迷惑を承知で娘を連れて行っちゃっています。
お付き合いのあるみなさんは、快く受け入れてくださって本当に助かりますが、やっぱり相手方の会社に行くとか、静かなお店に行くとかは無理なので、連れて行くには制限もかなりあります。

現時点で、すでに「会議の日に一時保育がとれない」「娘が風邪をひいた」「私自身が絶不調」といったトラブルがあり、打合せを飛ばしたこと数回。会議にも無理やり連れて行ったこと一回。こんな状況なので、産前にできていた仕事は、ほとんどができていません。取材仕事や、締切が厳しい仕事は受けないほうが無難。
『屋上野球』のVol.3、じつは年内か、来年の春を目標に出そうとしていたんです。もう、つくりたくって、出したくって。止めたくなくって。でも、一人編集部体制で(手伝ってくれる人はいるし今後はもっと人に頼るつもりですが、それでも編集部は一人)、雑誌をつくるというのは取材や打合せがめまぐるしく入ってきます。あまり長い時間かけて作るのも好ましくないと思ってます。せいぜい、2~3ヵ月くらいで一気につくりたい。これを全部、ドタキャンなく乗り越える自身は、現状はとても考えられませんでした。あー、でもホント、すぐにでも出したいんだけど。この話は長くなるのでまた書きます。もうずっと悶々としています。

あれ、悶々としたところで終わってしまった。
今のところこんな日々です。見ておわかりのとおり、バリバリ仕事!には程遠いし、「わたしの子育てが落ち着くまでみんないい本出さないでくれ」って卑屈な気持ちになることも多いけど、でもまあなんでしょうね、「無理じゃなかったよ!」っていう感じでしょうか。
「いろいろあるけど毎日楽しくって娘の成長を見ていると全てがプラマイゼロになるよ」とはわたしは、言えないんですけど、正直。プラスはプラス、マイナスはマイナスで、それが合わさってゼロになるわけじゃなかった。
それをゼロと思える人も、いや、プラスに思える人のほうが多いとは思うんです。でもわたしは自分でつくった仕事をしているからというのもあるけれど、おそらくはもっと性格的なところで「焦り」の感情が強くて、そこをうまくコントロールできていません。だからって、後悔しているとか毎日がつらいとかではもちろんなくて、それはそれ、これはこれ、という感じになっちゃってる、というところです。

はー、書き出したらちょっとスッキリすることでした。
自分のスッキリだけでなく、誰かのお役に少しでも立てますように!

2015-08-13 | カテゴリー つれづれ, 屋上日記