二人の手紙 壺井繁治・壺井栄獄中往復書簡集

二人の手紙カバー地色あり

二人の手紙
壺井繁治・壺井栄 獄中往復書簡集
昭和五年-昭和九年

編集室 屋上・発行
A5判コデックス装/404ページ/1800円+税
ISBN 978-4-9906105-5-5
装丁 長田年伸
装画 平岡瞳
解説 佐久間文子
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『二十四の瞳』などを残した壺井栄が、詩人であり雑誌『戦旗』などで活動した夫・壺井繁治が投獄された数年の間かわした獄中往復書簡を、栄の50回忌を迎えた今年初めて一冊にまとめられました。

栄が「作家・壺井栄」となる以前の、また、30代の夫婦のやりとりが収められた200通を超える手紙は、80年の時を過ぎた今も初々しく、楽しい夫婦の姿を読むことができます。

すでに表現者として世に出ている繁治が、私信の中でも自分や自分の置かれた状況を客観視しているのに対し、栄の手紙には精神状態がそのまま反映されて、アップダウンが激しいことこのうえない。繁治ならずとも振り回されてしまう。

覚えたての左翼用語で「『御無沙汰絶対反対!』異議なし」と書く栄は愛らしいが、生活の苦しさに絶望してたびたび厭世的になり、夫に「ヒステリーを起こして怒鳴っているのが、耳元にきこえるような気が」すると笑わせたり、「地獄からの通信のようだ」と嘆息させたりもする。
(佐久間文子「解説」より抜粋)

本書内に誤植がありましたのでここに訂正いたします。
関係者のみなさま、読者のみなさまにはご迷惑、ご混乱をおかけして申し訳ありません。

●9ページ 3行目
332ページ掲載 → 337ページ掲載

●395ページ 下段6ページ
私と去う女房は → 私とう女房は

●396ページ 13行目
関西大震災 → 関大震災

●396ページ 14行目
パーナード・リッチ → バーナード・リーチ