祖父江慎+コズフィッシュ展 で 自分の仕事を思い直す

ギリギリのすべりこみで! 日比谷図書文化館で開催中の「祖父江慎とコズフィッシュ展 ブックデザイ」に行ってきました!


三角ーーー!
いや、しかし、野音には何っっ回も行ったし、野音の裏口使ったことも何回もあるというのに、ここにこんな建物あるってまったく見えていませんでしたね。

子連れでしか動けない日々、展示の類は1歳児には退屈で、ギャースギャースとなってしまうのでこちらも出かけるのに勇気がいります。でも、もしかしたらうまいこと寝てくれたりするかも……行かなきゃ見られないわけだし、ダメ元で行ってみるか!ということで。向かう道中でウトウトする娘を必死で起こし、限界ギリギリまで眠くさせて挑みました! 大成功!(つくづく勝手な親です、たまにはね)


初日には間に合わなかったらしい冊子もギリギリに行ったことで無事もらえました。

展示は、説明を極力排除したつくりで、事前情報としては「これまでに装丁を手がけた2,000冊を展示!」というのが売りのように見えたけど、実際に見てみると、校正紙だったり仕様の指定書だったり、制作の裏側がメインなんじゃないかと思いました。
細かい内容については、ちょっと、まとめている時間がないので全体の感想を!

「どこまでやるか」っていう問題は、いつも自分のまわりにふわふわと浮いている気がします。
時間がないとか、予算がないとか、「そこまで、やる?」みたいな気持ちもあるかもしれない。
でも、祖父江さん(とコズフィッシュのみなさん)の仕事は、
そのリミッターみたいなものがない、というか、あるんだろうけど、一般のそれと違っていて、
細部へのこだわりのすごさが、確実に本のちからになっているんだと思います。
本のためにまだまだできることがある、
まだまだ、こだわれる。

展示を見ていた、おそらく出版関係者ではない方が「本をつくる仕事って、楽しそうだねえ」と言っているのが聞こえました。
そうなんだよー、楽しいんだよ!
そして今回の展示を見て、もっともっともっと楽しくなるんだよ!というのを、まざまざ見せつけられた感じです。

細かい感想もすこし。
わたしが最も見てよかった……と思ったのは『ユージニア』の本文レイアウトのフォーマット。かな文字ひとつも、既存書体の中で気になったら変更したり、大きさを変えたり、読点ひとつの調整もすごい。もちろん、読んだ人が「デザインで何をしているか」わかる必要はなくて、でもその意味すること、印象は、伝わるのだと思う。そして、手描きのコメント一つひとつから見える「楽しそう!」な感じ。楽しいなんて言ってられないくらい忙しいはずだけど、「楽しくてたまらない!」とでも言うようなコメントがたくさんあり、自分の本作りに向き合う姿勢そのものを鑑みてハッとしました。うっかり「大変!」「お仕事!」みたいに思ってしまうことがあるけど、それってもったいないこと。

またもとっちらかってしまいましたが、
自分が本を作る仕事をしているということがとてもうれしく思えるような展示でした。

前後編にわかれていて、前編は14日まで!!


2016-02-13 | カテゴリー つれづれ, 屋上日記 |